月刊とかいって、8月号出てねぇじゃねぇか!コノヤロー!
と、読者の方々からお叱りのお手紙をいただきまして…
その数、およそ2万通!(嘘)
皆様大変ご無沙汰しております。
すっかりと更新が滞っておりまして申し訳ありませんでした。
なるべく早く更新する予定にしてたんですが
ネタ不足といいますか、釣行不足といいますか
ぐずぐずもたもたしてる間に、8月が終わってしまいましたな(笑)
結局8月中にオフショアシロイカ2回、
ショアからはシロイカ2回、アジ2回、
川は4,5回行ったかなぁ…
いずれもパッとしない釣行でした。
駆け足で8月を振り返ってみると、
まずは盆休み中に開催されたトラウトサミット(中間総会)。
奇特な方々に囲まれ、腹を抱えて笑い、浴びるように酒を呑み、
翌日は念願叶ってこにさんとの初コラボもできました。
ま、事件は何一つ起こらなか…、いや、ありました!
さくら師匠、こにさんと入ったコースの最終区間を目の前に、いよいよメインポイントということで
集中力を高め気合を入れ直し、いざいかんと足を踏み出した瞬間、
両サイドに生い茂る芦の中から突然、ガサガサッ!!と現れた奴。
なんと鴨。
しかも飛び出してきた勢いそのままに飛び立つのかと思ったら…
まさかのコース最終地点までの100m位を全力疾走;(猛汗)
せめて10m位助走したら飛べよ…と。
3人ともしばらくその場に無言で立ち尽くしたのは言うまでもありません…
あれはきっと鴨じゃなくてペンギンだったんだろうということで落ち着きましたが(爆)
と、そんなこんなで盆休みも終わり、仕事の追込みでヒィヒィ言いながら
20日をすぎてから今更ながらのオフショアシロイカゲームに今季初出港。
ショアシロイカ調査にも2回ほど出てたものの、2回で2匹と撃沈。
沖の釣果もあんまりぱっとしなかったんだけども、まぁ毎年恒例行事みたいなもんだし
いっとかんとということで、幼馴染の船で出船。
幼馴染はスッテ7本仕様の手釣り。完全漁師スタイルです。
対する僕は、準備がままならずロックゲーム用の6.6ftベイトロッドに07ステラ2500Sを搭載した
通称「釣りをなめてんのか」スタイルで挑む羽目に。
常にロッドのトリガーが自分に向かって、「本当にこれでいいのか!?」と問いかけてきます…
が、「これでいいのだ!」とバカボンのパパばりに問いかけを無視しながら、
中オモリに見立てた30gメタルジグにリーダー1ヒロで2.5号のエギをぶらさげ
水深60mの中で魚探の反応を見ながら沈めるんですが、
これがまた潮がビューンの時なんかは30gメタルジグなんてバビューンですからね。
メタルジグの重さを調整…することもなく(笑)
ただひたすらに落とす!
いや、むしろ流す!(笑)
とはいうもののレンジは意識してるつもりなので、
海に突き刺さるライン角度でどれくらい横方向にいってるか考えながらその都度カウント調整。
1回目の出船時は二人で30ほどと大撃沈。
2回目は二人で100ほど釣れたのでしっかりシロイカストックできました。
僕の単体スタイルはどんなに頑張っても1杯しか釣れないわけですが
手釣り7本スッテが沈黙してる時間帯でもレンジを調整したりすれば釣れたり
また逆にちょっとこっちが渋くなってきたら、手釣りの方に連なって上がってきたりと
おもしろいっすね、シロイカゲーム。
なにって旨いしね♪
魚探反応の上と下の水深を狙って攻めるんですが、
船の真下に落ちてるわけではないのでそのへんのアジャストが楽しい釣りでもありますな。
あ、反応の上と下ってのは例えば水深25mから35mまでにバラバラと何かしらの反応がでてるとしたら
反応中心付近の30mを攻めるのではなく、25mと35mを攻めるってことね。
これは漁師さん直伝。
ちょっと余談ですが、魚探に反応が出ますよね。
あれって何が映ってるかご存知ですか?
そもそも魚群探知機っていうのは、音波を出して、その音波が跳ね返ってくるという性質を利用しているんですが
発信された音波は海底に到達し、その音波が帰ってくる時間で水深を計算しているわけです。
2周波の魚探なら、低周波/高周波とあって(大体50/200kHzくらいが基本かな)
基本的な考え方としては、広範囲を探りたい時は低周波。
範囲を絞ってより精密に探りたいなら高周波って思ってもらえればいいです。
これは低周波/高周波のビーム幅(振動子から出る音波の幅。円錐状に音波は出ています)によるものです。
図でみてもらえればわかりやすいかな。
低周波画面には映っているが、高周波画面には映っていないとすれば
それは自船が魚群反応の真上ではなくずれているということになります。
つまり、高周波画面(ビーム幅の狭い)でも映るように操船すれば、魚群の真上にいけるということですね。
でね、話が大きくそれていましたが、魚探に何が映るか。
あれってね、魚の体の中の「浮き袋」が映るらしいんですわ。
つまり浮き袋の中に入っている空気ですよね。
にわかには信じがたいかもしれませんが、たしかに魚探に泡などの気泡は大敵だし
実際キャビテーションなどがおこって泡噛みなんかしちゃうと使い物にならないので
送受波器の取り付け場所も重要なんです。
つまり水中で泡(空気)が映るとそこで跳ね返っちゃうってことなんです。
そう考えると浮き袋も、あ~なるほどと。
大きな魚ほど浮き袋も大きくなるわけだしね。
大体イカ類はもともと魚探には映りにくいといいますか
イカが捕食しているベイトの反応を見ていることが多いと思いますが
あと数年で、イカそのものを映してしまうような魚探もできるかもしれませんね。
最新の漁労用機器はとんでもなく賢いですから。
そんなわけで次号は、特集!最新魚探の恐るべき能力!
嘘ですけどw
というところで、9月号はここまで。
今月はトラウト最終月ですんで、後悔しないように頑張らなくっちゃ!